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【林先生絶賛】幼児教育と非認知能力について学べる『学力の経済学』

学力の経済学の本とノートとペン

娘(1歳4ヶ月)の子育ての勉強のために『学力の経済学』を読みました。林先生おすすめと理由だけで、気軽に読んだのですが読んでよかったです。本の内容全てが役に立ったわけではないですが、幼児教育の重要性や非認知能力など自分にとって学びの多い一冊でした。この本を読んだおかげで、今後の子育てに関する勉強の方針も決まりました。定期的に読み返す本になりそうです。

  • 育児の方針に迷っている人
  • 幼児教育と非認知能力の重要性について知りたい人

学力の経済学ってどんな内容の本なの?


著者:中室牧子
ジャンル:教育学

テレビ「林先生が驚く初耳学!」でも紹介され、林修先生が「日本国民全員が一冊持つべき」と絶賛した本。
発行部数は30万部を突破して多くの人の読まれています。
本書は99もの論文や書籍を参考文献として用いて、データと理論によって本当に子どもが伸びる教育について学べる一冊です。
前半は主に科学的根拠(エビデンス)に基づく子育てについて、後半は主に日本の教育について書かれています。

・テレビやゲームが子どもに与える影響について
・「勉強しなさい」は逆効果
・幼児教育の重要性について
など

学力の経済学は何歳の子どもを対象としているの?

本書に出てくる子どもの年齢:幼稚園〜高校生
本書をおすすめする人:出産前〜就学前

学力の経済学は幼稚園から高校生まで幅広い年代の子が題材として出てきますが、主に就学前のお子さんがいる人のほうが満足度が高いと思います。

妊娠中の人におすすめしている理由は、子どもが小さいうちは読書の時間が取れないためです。子どもが生まれるとしばらくの間、読書どころではなくなるので余裕があるうちに読むことをオススメします。

学力の経済学の3つのおすすめポイント

科学的根拠(エビデンス)に基づく子育ての方法を学べる

学力の経済学では、科学的根拠(エビデンス)に基づいてご褒美のあげ方を決める方法を教えてくれます。

・ご褒美をどのようにあげればいいか
・何に対してあげればいいか、
・何をあげればいいか

この流れを知っておくと、他の育児の疑問点なども自分で解決できるようになります。

これは育児本を選ぶときの参考にもなります。

育児本の選び方の参考になる

学力の経済学を読む前は、本屋さんの育児本コーナーのたくさんの本を見てどれを買ったらいいか悩んでいました。

あなたはどのような基準で育児本を選んでいますか?

育児本には科学的根拠(エビデンス)に基づく本と自分の体験(東大生を育てたなど)に基づく体験記の2種類があります。この2種類をごっちゃにしていると将来後悔する日がくるかもしれません。なぜなら、あなたの家庭や子供に合っていない子育て方法かもしれないからです。

学生生活実態調査(2012年)によると、東京大学に通う生徒の親の平均世帯収入は約1000万円、収入が950万円以上の世帯は57%でした。家計調査(2012年)の2人以上勤労者世帯の平均年収が623万円です。東京大学に入れた世帯の年収は平均年収より2倍ぐらい高い可能性があり、参考にならない可能性も大いにありえます。

僕はこの本を読んでから育児本を選ぶ明確な基準ができました。

今まで育児本を読んだ後「役に立たなかった」「時間の無駄だった」と感じたことがある人は、自分に合った育児本の選び方の参考になるはずです。

幼児教育の非認知能力の重要性について知ることができる

シカコ大学ヘックマン教授らの「ペリー幼稚園プログラム」の実験(2006年)で幼児教育の非認知能力の重要性がわかっています。

3〜4歳の子供に「質の高い就学前教育」を提供し、親に対しても家庭訪問を行い親に学びの機会を提供しました。

  • 幼稚園の先生は、修士号以上の学位を持つ児童心理学等の専門家に限定
  • こども6人を先生1人が担当するという少人数制
  • 午前中に約2.5時間の読み書きや歌などのレッスンを週に5日、2年間受講
  • 1週間につき1.5時間の家庭訪問

その後6・19・27・40歳になった時に追跡調査した結果、長期的に効果があることがわかったのです。

このプログラムに参加した子どもたちは、小学校入学時点のIQが高かっただけでなく、その後の人生において、学歴が高く、雇用や経済的な環境が安定しており、反社会的な行為に及ぶ確率も低かったのです。

たった2年間の就学前教育によって40歳までの人生に影響があるなんて驚きですよね。

行動力のある人はここで子どもを幼児教室に通わせようとするかもしれませんが、ちょっと待ってください。ここで注意しないといけないのは「なぜこのような結果になったか」ということです。簡単に考えればたくさん計算などをさせて、IQや学力を高めればいいと思うかもしれません。

しかし、この結果の違いはIQや学力の違いではなかったことがわかっています。

重要なのはIQや学力などの認知能力ではなく、学力テストでは計測できない非認知能力だったんです。

非認知能力にも様々な能力があるのですが、この本の中で重要な非認知能力を2つ上げています。

その重要な2つの非認知能力は・・・・・・ぜひ本を読んで確認してみてください。

amazonの試し読みでも確認できます。

学力の経済学を読まない方がいい人は?

・特定の知識だけを得たい人

学力の経済学の内容は教育に関する記述もあり、かつ対象となる子供の年齢の幅が広いので、広く浅く学ぶ本です。

なので、幼稚園児の子育てハウツー集や中高生の勉強方法ハウツー集などを期待していると「内容が薄い」「思っているのと違った」となります。

特定の知識人だけを得たい人は買わない方がいいです。

学力の経済学を読むと子育てはどう変わる?

・根拠のない意見に惑わされなくなる
・子育てに関する勉強意欲が高まる

ママ友や親切な町のおばちゃまに聞いてもいないのに「あれをしたらいいよ」「これをしておいたほうがいい」など言われる人も多いと思います。

その意見をそのまま鵜呑みにせずに科学的根拠(エビデンス)があることなのか、実体験による体験談なのか、またはただの個人的な意見なのかをしっかりと見定めるとよいです。そして、自分の子どもに合っているか考え、わからなければ調べたり勉強したりして判断するようにする。そうすると、子どものために子育てについて勉強しようと思えるようになります。

子どもが小さいと時間を作るのが難しいですが、大事なのは実践することです。学力の経済学だけでも、実践できることはあります。

重要なのは本を読むことではなく、実践することなのを忘れないでください。

学力の経済学のレビューまとめ

学力の経済学は、科学的根拠(エビデンス)に基づく子育てに関する考え方を学ぶの本です。

今後どのような方針で子育てをするか決める方位磁針にもなりえます。

・我流で子育てをする
・ママ友におすすめされた子育てをする
・科学的根拠(エビデンス)に基づく子育てをする

僕は子どもの夢が叶う確率が少しでも高くなるような子育てをしたい。なので、科学的根拠(エビデンス)に基づく子育てに関する勉強をして、子どもの活躍の場を広げる手助けをしたいと思っています。

追伸:もし学力の経済学を読んでいなかったら

どの子育て本を読むか頭を悩ませて時間を無駄にしてたはずです。
特に子どもが小さいうちは時間が貴重なので助かりました。

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