【伸びる子に育てる】子供を褒める効果とルールまとめ【賢いねはNG】

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子供に勉強を教える母親

「子供を褒める効果について知りたい。どうやって子供を褒めると効果的か教えてほしい」


こんな疑問に答えます。

記事の内容

  • 子供には努力を褒めるのが効果的
  • 子供に「賢いね」と褒めるのは逆効果
  • 子供を褒める効果まとめ

子供を褒めるときに「賢いね〜」と言っていませんか?

コロンビア大学の調査では親の85%が子供に賢いと言ってあげるのが重要なことだと思っているといデータがあります。

ですが「賢いね〜」という褒め方は子供の成績を下げてしまうかもしれません。

子供には努力を褒めるのが効果的

勉強している男の子

努力やプロセスを褒める

子供の成績を伸ばしたいなら『頭の良さ』ではなく、『努力』や『プロセス』を褒めるようにします。

努力を褒められた子供は、より努力するようになり結果を出すことがで出来るようになります。

効果的な褒め方は、子供の努力や計画、行動などを具体的に褒めることです。

子供の褒め方の例

努力を褒める具体的な例を就学前と就学後に分けて紹介します。

就学前

努力を褒める 能力を褒める
「がんばって、できるよ」 「才能あるんだからできるはずよ」
「よく頑張ったね」 「賢いね」
「一生懸命走ったね」 「足速いね」

就学後

努力を褒める 能力を褒める
「算数の宿題、よく頑張ったね」 「全然勉強してないのにいい点とるなんてすごいね」
「よく考えついたね。別のやり方でやってみたいことある?」 「こんなこと思いつくなんてとっても賢いのね」
「少し簡単だったかな。もっと難しいのにチャレンジしてみようか」 「簡単にできるなんて才能あるね」

「賢いね〜」の褒め方は逆効果

「賢いね〜」など頭の良さを褒めると、子供のやる気や意欲が失われチャレンジや努力をしなくなる傾向があります。

自分は賢いと思いたいあまり、失敗することを恐れるようになるからです。チャレンジして失敗したり、努力して結果が出なけれ自分には才能がないと感じてしまいます。

極端な例だと「才能があるから努力する必要がない」という考えにも繋がりかねません。

子供に「賢いね」と褒めるのは逆効果

悩んでいる男の子

「頭がいいね」と褒めると成績が下がるというデータがあります。

コロンビア大学が5年生400人を対象に行った褒め方に関する実験です。この実験では子供たちに4回テストを受けてもらいまいした。

【子供の褒め方の実験】一回目のテスト
まず最初に比較的簡単なテストを受けもらい、テストを終えた生徒を無作為に二つのグループに分けます。一つのグループは「頭がいいね」と能力を褒められ、もう片方のグループは「がんばったね」と努力を褒めました。

【子供の褒め方の実験】二回目のテスト
二つのテストを用意し、子供にどちらのテストを解くか選ばせました。一つ目のテストは最初のテストより難しいけど挑戦すればとても勉強になるテスト、もう片方のテストは一回目のテストと同じくらい簡単なテストです。

努力を褒められたグループの90%が難しいテストにチャレンジしましたが、能力を褒められたグループのほとんどは簡単なテストを選びました。

能力を褒められたグループは、自分に能力を認めてもらうため、失敗しない簡単なテストを選んでいたのです。

【子供の褒め方の実験】三回目のテスト
三回目は全員に難しいテストを解かせました。難しい問題なので全員いい結果を残せませんでした。しかし、努力を褒めたグループと能力を褒めたグループでは考え方に違いがありました。

努力を褒められたグループは「頑張りが足りなかったから」と考えていましたが、能力を褒められたグループは「自分には能力がないから」と思い込んでいました。

【子供の褒め方の実験】最後のテスト
最後に最初と同じくらいの難易度のテストを受けさせました。
努力を褒められたグループの点数が約30%上がり、能力を褒められたグループの点数は20%も下がってしまいました。

努力を褒められた子供は成績を伸ばし、能力を褒められたグループは成績を落としたのです。

能力を褒められた子供はウソをつきやすい

成績が下がるだけでなくウソをつきやすくなることもわかっています。

生徒に自分で通信簿をつけさせる実験です。生徒たちは事前に、他の学校に送るけど実際に会うこともないし名前も知られない、と教えられ通信簿を作成しました。結果、能力を褒められたグループの約40%がサバを読んだウソの通信簿を作成し、努力を褒められたグループではサバを読んだ生徒はほとんどいませんでした。

子供がカンニングする理由

小学校低学年では成績が良かった子供でも、学年が上がるにつれて勉強が難しくなってくると成績が下がってくる子もいます。この時、能力を褒められて育っていると勉強ができないのは自分には能力(才能)がないからだと考えてしまいます。

努力によって取り戻せるのですが、褒められて育った子供は努力しようとはしません。なぜなら、努力は自分が能力(才能)がないと認める行為だからです。努力をすることなく成績を上げる方法としてカンニングをしようという考えに結びついてしまいます。

褒められて育った子は成功することしかしないので、失敗から学ぶことができません。
失敗から学んだ経験がないので努力の必要性も感じたことがありません。
そのため成績が下がったときに努力することができずに、立ち直れなくなります。

子供を褒める効果まとめ

楽しそうに勉強している女の子

努力を褒めることで難しことにもチャレンジするようになることがわかっています。


ある実験で子供たちにパズルのテストを二回行いました。

一回目のテストが終わった後、子供たちに二つの選択肢を選ばせます。一つはパズルを解く方法を学ぶこと、もう一つは一回目のテストの成績について他人との比較することです。

能力を褒められた生徒は一回目のテストの結果を比較する方を選びましたが、努力を褒められたグループは学ぶことを選びました。

努力を褒めることで子供は学ぶことができるようになります。

ついつい能力を褒めてしまう親が多いと思います。能力を褒めるほうが簡単で、子供も喜ぶからです。しかし、成功しているうちはいいかもしれませんが、失敗したときに立ち直れなくなる危険性を忘れてはいけません。

努力を褒めることは親にとって大変ですが、子供に自分の能力は生まれつきのものではなく、努力すれば成長できると教えることができます。

長期的な視点から考えると努力を褒めてあげたほうが子供のためになるはずです。

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