3000万語の格差を読んだ感想とまとめ【3歳以下の親は必読だと思う】

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3000万語の格差の本

あなたは1時間あたり何単語赤ちゃんに話しかけていますか?

ほとんどの人は答えられないのではないでしょうか。僕は1時間あたり約1,574語子どもに話しかけています。

子供にとって親の言葉はとても重要な意味を持っています。

そこでダナ・サスキンドさんの『3000万語の格差』より、基本的な子供への話しかけ育児の3ステップを紹介します。

こんな人におすすめ

  • 4歳未満のお子さんがいる人
  • 子どもへの話しかけの効果について知りたい人

子供への話しかけ育児で目安となる1日単語数

目安となる1時間あたりの単語数は約2,000語です。
この2,000語は全て異なる単語である必要はなく、同じ単語もカウントしてOKです。

2,000語と言われてもさっぱりわからないと思うので、実際にどのくらい単語数を話しているのか計測してみました。

子供への話しかけ育児で実際に喋った単語数

子供への話しかけ育児で1時間あたりの単語数を測る方法

一単語づつ数えるわけにも行かないので音声を録音して、後から単語数を数えました。
録音機材はスマートフォンを使い、子供から見えないように服の中に隠して行っています。
1時間あたりの単語数を調べた手順はこちら、

  1. スマートフォンで音声を1〜2時間ほど録音
  2. PCに転送し文字起こし
  3. 日本語だと単語数を測れないので英語に変換
  4. 単語数を計測
  5. 1時間あたりの単語数を計算

子供への話しかけ育児の1日の単語数の計測結果

1週間のデータを取る予定だったのですが、初日と2日目の録音がうまく行かず、、、
試行錯誤の結果、3日目からなんとか録音することができました。
5日計測を行った結果は、このようになりました。

  録音時間 単語数 1時間あたりの単語数
1日目 1:02:34 1,840 約1,780
2日目 2:14:49 4,020 約1,800
3日目 1:30:57 1,628 約1,085
4日目 1:06:28 2,227 約2,024
5日目 1:12:13 1,414 約1,178

録音することがわかっているので、普段よりも多めに話しかけていたのですが1時間あたり2,000語に届いている日が1日しかありませんorz
録音できていない単語や文字起こしできていない単語もあるとはいえ、もっと子どもに話しかける必要があるようです。

僕はあまりおしゃべりな方ではなく、どちらかというと聞くタイプの人なので頑張って喋ってもこれぐらいでした。
周りからおしゃべり好きと言われている人なら1時間2,000語を超えているかもしれませんが、それ以外の人は意識的に喋っていないとほとんど2,000語に到達していないと思われます。

2,000語がどのくらいの単語数かわかったところで、なぜ2,000語必要なのかみていきましょう。

子供への話しかけ育児が必要な理由

1982年社会科学者のベティ・ハートとトッド・リズリーが9ヶ月〜3歳までの子どもがいる家庭に対して3年間毎月1回1時間録音を行い、その録音をさらに3年間かけて分析しました。
結果、3歳までに聞いた単語数が9〜10歳の時の言語スキルと学力と相関していることがわかったんです。

子どもが聞く1時間あたりの単語数は家庭によって大きく異なっていて、単語数の多い家庭だと約2,000語、単語数の少なかった家庭は約600語だけでした。子どもによって約1,400語も違いがありました。

この数字は少ないと感じますか?

仮に1日10時間で計算すると、単語数の多い家庭は1日約20,000語、単語数の少ない家庭は1日約6,000語になります。1日で14,000語の違いになります。
これが1週間だと約98,000語。1ヶ月で420,000語、1年だと約5,110,000語も差が出てきます。

この差が9〜10歳の時の言語スキルと学力に影響してしまうんです。

子供への話しかけ育児の3ステップ

単語数が多いほうが良さそうだとわかりました。しかし、闇雲に話しかければいいわけではないようです。
本書では「3つのT」というプログラムが紹介されています。

step
1
チューン・イン(Tune In) 注意とからだを子どもに向けて

子どもにむかってひたすら話しかけても、子どもが聞いていなければ効果はほとんどありません。
子どもの行動や興味を持っていることに注意をむけ、子どもの意思を尊重して話しかける。それがチューン・インです。

step
2
トーク・モア(Talk More) 子どもとたくさん話す

話しかけ単語の種類を増やしましょう。言葉をふくらませたり、話している言葉に単語を付け加えます。
注意点はただ増やすのではなく、重要なのは「子どもに」話すのではなく「子どもと」話すことです。

step
3
テイク・ターンズ(Take Turns) 子どもと交互に対話する

一方的に話しかけるだけではなく、子どもと対話するようにします。子どもはすぐに応えてくれないこともあります。対話するには「待つ」ことも重要になります。

子供への話しかけ育児で言わない方がいい言葉

話しかける単語数だけでなく、話しかける単語にも注意が必要です。一部の単語には子どもにとって逆効果になることもあります。ここではその一つを紹介します。それはこんな言葉です。

  • 命令や禁止する言葉

もっともやってはいけない言葉の一つとして挙げられています。

発達の足を大きく引っ張っていたのは、(子どもとのやりとりが)親の『ダメ』『ストップ』『それ、やめなさい』で始まった時だった。

子供への話しかけ育児は3歳までがリミット

この記事のおすすめの人を4歳未満の子どもがいる人にしたのには理由があります。
スタンフォード大学のアン・ファーナルド教授によると、4,5歳になると3歳までの話しかけ(言語環境)の影響を受けます。そのため、子どもの言葉を学ぶ能力に影響がでて言語学習が難しくなってしまいます。

子どもたちは4,5歳の時点ですでに、もっと幼い頃の貧しい言葉環境の影響を受けていたのです。

子供への話しかけ育児と非認知能力

『学力の経済学』を読まれた方や子育てについて勉強されている方は学力以外の影響について気になったのではないでしょうか。

『学力の経済学』を読んでいない方はこちらをどうぞ
【林先生絶賛】幼児教育と非認知能力について学べる『学力の経済学』

本書では非認知能力についても言及されていて、「3つのT」を使った非認知能力を育てる方法についても書かれています。

非認知能力について知っている人は勉強熱心な方でしょうから、ぜひ本書で確認し実践してみてください。

子どもの自己制御を鍛える方法を学ぶことができます。

3000万語の格差を読んだ感想まとめ

子どもに対する言葉の影響を考えている人は少ないかもしれません。子どもは親の言葉を聞いて育っていきます。

あなたは普段どんな言葉を子どもにかけていますか?

今、横で子どもが遊んでいるならすぐに子どもの元へ行ってあげてください。

あなたが子どもの横でスマホを見ている間、この本を読んだママは子どもとコミニュケーションを取っていますよ。

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