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【理想と現実】幼児の睡眠時間が脳に与える影響とは【寝不足は悪影響あり】

睡眠不足で口を開けて寝る少女 幼児教育

「理想的な幼児の睡眠時間ってどれくらいなの? 幼児の睡眠時間が足りないとどんな影響があるの?」
こんな疑問に答えます。

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  • 幼児に長い睡眠時間が必要な理由
  • 幼児の睡眠時間は成績にも影響する
  • 幼児に理想の睡眠時間を確保する

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あなたの子供は昨日何時間寝ましたか?

もし分からなければ今日子供が何時間寝ていたか確認してください。

幼児の睡眠不足と大人の睡眠不足を同じと考えてはいけません。幼児の睡眠には大切な役割があり、睡眠不足は学力にも影響してきます。

幼児に長い睡眠時間が必要な理由

女の子と脳のイメージ画像

幼児は睡眠中に成長する

子供は起きている時に新しい言葉や体の動かし方を学びます。そして、寝ている時に学んだことを定着させています。

記憶は短期記憶と長期記憶に分かれています。学んだことはまず短期記憶に記憶され、その後長期記憶へと移されます。短期記憶と長期記憶では脳の使っている部分も違います。そのため、記憶を定着させるには短期記憶から長期記憶へ移す必要があり、長期記憶への移し替は寝ている間に行われると考えられています。

幼児は大人よりもたくさんのことを学ぶ必要があるため、大人よりも多くの睡眠時間が必要になるのです。

幼児の深い睡眠は大人の10倍

学ぶことが多い幼児は、大人の10倍の時間を深い眠りに使います。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2つの状態があります。レム睡眠は浅い眠りで、人が夢を見るのもレム睡眠時です。反対にノンレム睡眠は深い眠りです。ノンレム睡眠は眠りの深さ1〜4段階に分けれれ、各段階によって役割が異なっています。例えば、成長ホルモンが分泌されるのは3〜4段階の深い眠りの時です。短期記憶から長期記憶への移し替えもノンレム睡眠時に行われます。

幼児の睡眠の40%以上を深い眠りに使っています。これは大人の10倍もの時間です(65歳以上では4%前後)。

幼児の睡眠不足は学ぶため必要な深い眠りの時間を減らしてしまうのです。

幼児の睡眠時間は成績にも影響する

勉強にやる気がない男の子

睡眠時間が短いと二学年分も成績が下がる

子供の睡眠不足がどれだけ影響があるか知っていますか?

睡眠不足は子供に良くないことは知らない人はいないでしょう。でも、どれだけ影響があるかを知っている人はほとんどいません。では実際にどれだけ影響があるのでしょうか。

研究結果によると、子供が睡眠不足になると学力が二学年分も下がってしまうようです。

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4年生と6年生の子供77人を対象に行った実験です。子供たちを睡眠時間が短いグループと睡眠時間が長いグループに分けます。睡眠時間の差は1時間です。実験は3日間行われ、その後子供たちにテストを受けてもらいました。テストの結果、睡眠時間が短い6年生の成績が4年生と同じくらいまで落ちていました。
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つまり、子供が寝不足の状態になると二学年分の成績の差が生じてしまったのです。

睡眠時間以外にも寝る時刻が遅いと成績が下がる

週末や休みの前の日は、寝るのが遅くなっても次の日遅くまで寝かせればいい、と考える人も多いはずです。特に仕事などであまり子供と遊べない親は、寝る前に子供と遊びたいと思う気持ちもわかります。しかし、子供のことを考えるなら早く寝かせてあげたほうがいいみたいです。睡眠時間が同じでも、寝る時間が後ろにずれるだけで、子供の学力に影響が出ることが分かっています。

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幼児園入園前の幼児を対象に行った実験です。幼児の寝る時間を週末(金曜日と土曜日)だけ後ろにずらし、どれだけ知能テストの成績が変わるか調べました。結果、週末に寝る時間を後ろにずらす時間が長い幼児ほど、知能テストの成績が下がっていました。
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睡眠時間は足りていて睡眠不足でないにも関わらず、寝る時間が遅いだけで子供の成績に影響が出てきます。親の都合で子供の睡眠時間を後ろにずらすのは控えた方がよさそうです。

幼児に理想の睡眠時間を確保する

元気に微笑む親子

幼児の睡眠サイクル

大人の場合は、レム睡眠とノンレム睡眠を約90分のサイクルで繰り返します。しかし、大人と幼児では睡眠のサイクルは異なります。幼児は生まれてすぐに90分のサイクルになるわけではありません。

生まれたばかりの赤ちゃんの睡眠サイクルは不規則で夜中でも目を覚まします。ですが、成長と共に夜の睡眠時間が長くなり、3ヶ月を過ぎると約3分の2の赤ちゃんが5時間以上眠るようになります。

睡眠サイクルは3歳まで60分ですが、3歳を過ぎた頃から徐々に長くなってきます。5歳頃には大人と同じ90分の睡眠サイクルになります。

幼児の睡眠時間の理想

年齢(月齢) 睡眠時間
1~15日 16時間
3ヶ月〜5ヶ月 14時間
6ヶ月〜23ヶ月 13時間
2歳〜3歳 12時間
3歳〜5歳 11時間
5歳〜9歳 10時間30分
10〜13歳 10時間

幼児に理想の睡眠時間を確保するポイント

ポイントは3つです。
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  • 睡眠時間を確保する
  • 早寝早起きを心がける
  • 同じ時間に寝る

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  • 睡眠時間を確保する

睡眠不足が影響するのは成績などの学力だけではありません。肥満やADHD(注意欠陥多動障害)が増加するというデータもあります。幼児にとって睡眠はとても大切です。幼児の睡眠時間が足りているか確認してあげてください。

  • 早寝早起きを心がける

睡眠時間を確保するだけでなく、寝る時間も大切です。明日は休みだからとあまり遅くまで起きているのは好ましくありません。子供と遊ぶなら、夜寝る時間を遅くするのではなく朝早く起きて遊んであげましょう。

  • 同じ時間に寝る

できれば寝る時間を決めて、毎日同じ時間に寝かせたほうが良いでしょう。イギリスの研究では、同じ時間に寝ている子どもは問題行動が少ないこともわかっています。また、寝かせる前の習慣を作ると子供は落ち着き眠りやすくなります。

最後にもう一度、あなたの子供は昨日何時間寝ましたか?

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