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【非認知能力を高める】子供の自制心を鍛える5つの方法【マシュマロテスト実験】

自制心が低く我慢できない子供 幼児教育

「うちの子は我慢が出来なくて困っている。どうしたら我慢してくれるんだろう? 子供の自制心を鍛える方法ってあるの?」
こんな疑問に答えます。

[st-mybox title=”記事の内容” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#29B6F6″ bordercolor=”#29B6F6″ bgcolor=”#f8f9ff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

  • 子供の自制心を確かめるマシュマロテスト実験
  • 子供の自制心の鍛え方5選
  • 自制心を鍛えるメリット

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子供の自制心を確かめるマシュマロテスト実験


この動画は、マシュマロを食べずに待てたら、もう一つマシュマロをもらえるという実験の様子です。

もう一つのマシュマロを手に入れるために子供たちは目をそらしたり、他のことをして気を紛らわしたり、いろいろな方法を使っていることがわかります。

もし、あなたの子供が実験に参加したらマシュマロを食べずに待てますか?

「うちの子はきっと待てない・・・」と思う人もいれば、「うちの子は待てるはず」と子供を信じている人もいるかもしれません。子供の自制心は伸ばすことが出来ます。たとえ今マシュマロを待つことが出来なくても、これから待てるようにしてあげればよいだけです。

これから紹介する子供の自制心の鍛え方を参考に、子供の自制心を伸ばしてあげてください。

マシュマロテストの詳細については『マシュマロ・テスト -成功する子・しない子-』に詳しく書かれています。Kindle版のほうが文庫本より安いみたいです。
(現在の価格については『Kindle版』『Amazonで探す』のリンクから確認してください)


子供の自制心の鍛え方5選

元気に微笑む親子

子供の自制心を鍛える方法を5つ紹介します。

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  • 子供に独り言をさせる
  • イフゼン・プランニング(if-then planning)を使う
  • お手本を示す
  • 子供の自主性を尊重する
  • 約束を守る

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子供に独り言をさせる

子供が自分自身に話しかけることは自制心を鍛える上で重要です。

2歳〜7歳ぐらいの子供はよく独り言を話します。一人でぶつぶつ話しているのを見ると「この子は大丈夫?」と心配かもしれませんが、独り言は子供の自制心を高めてくれます。マシュマロテストを例にするとわかりやすいです。自制心が高い子供は「マシュマロを食べちゃだめ」「いま食べたらマシュマロをもらえないよ」と自分自身に言い聞かせて待つことができます。

ある実験では独り言(セルフトーク)を多く言う子供は、独り言が乏しい子供に比べて、自制心が高いと評価る傾向がありました。また独り言は社会スキルの高さと問題行動が少なさに相関があることもわかっています。

自制心を鍛えるには独り言が必要なんです。

イフゼン・プランニング(if-then planning)を使う

イフゼン・プランニングとは、if「もしご飯を残さず食べたら」→then「デザートを食べれる」のようなif「もし〜したら」→then「〜する」という行動パターンのことです。このイフゼン・プランニングを使うと、子供の悪い習慣を直すことができます。また、子供がイフゼン・プランニングの使い方を学び、自分自身でイフゼン・プランニングを使えるようになります。

[st-mybox title=”イフゼン・プランニングの作り方” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#29B6F6″ bordercolor=”#29B6F6″ bgcolor=”#f8f9ff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

  1. 子供の悪い習慣や直して欲しいことを一つ決め、ifにする
  2. 子供が喜ぶことを一つ決め、thneにする
  3. 設定したイフゼン・プランニングを何度も子供に言い聞かせる

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このイフゼン・プランニングのルールを作るときのコツは、ifを悪い習慣や直して欲しいことにすることです。thenには子供にとってご褒美となるものや行動を設定します。食べ物である必要はありません。一度決めたイフゼン・プランニングはifの行動のたびに子供に言い聞かせるようにします。子供がイフゼン・プランニングの内容を思い出し、内容をきちんと理解させてあげるためです。

イフゼン・プランニングは子供だけでなく大人(親)にも使えます。例えばif「もし子供を怒鳴りそうになったら」→then「深呼吸する」、if「もし夫にイラっときたら」→then「紅茶を一杯飲む」など。親が子供にお手本を示すことは、子供の自制心を高めるのに有効です。

お手本を示す

親の自制心が高いと子供の自制心も高くなります。

もし、子供の自制心を高めたいなら、子供だけでなく親の自制心も高める必要があります。

スタンフォード大学で大人の行動が子供に与える影響について調べた実験があります。この実験では、自分に厳しく、子供にも厳しい大人と一緒にいた子供は、大人がいなくなっても自分に厳しいルールを守りました。しかし、自分に甘く、子供には厳しい大人と一緒にいた子供の半分は、大人がいなくなると自分に甘くなりました。また、自分に厳しいが子供に甘い大人と一緒にいた子供は、自分に甘くなりました。

親の自制心が低いところを子供が見ると、子供も同じように行動してしまいます。つまり子供の自制心を高めたいなら、まずは親が自制心のお手本を見せる必要があります。口だけの親の言うことは子供は聞かないのです。

子供の自主性を尊重する

子供の自主性を尊重することは子供の自制心を高めます。

支配的な親と支配的でない親を比較した実験では、支配的でない親の子供のほうが効果的に気をそらすことができ、長く待つことが出来ました。また、モントリオール大学の研究では、自主性を尊重する親の子供は注意コントロールスキルなどの自制心に関するスキルが高いことがわかっています。

同様の結果を示している実験は他にもあります。子供に考えさせる親と命令する親を比較した実験では、子供に考えさせ自分で行動を促した親の子供の自制心が高いという結果が出ました。

親はついつい子供に命令してしまいますが、子供の自制心を伸ばしたいなら出来るだけ自主性を重んじるほうが良さそうです。

約束を守る

子供から信頼されると子供の自制心は高まります。

自制心は目の前の報酬に飛びつくことなく、より良い結果のために衝動を抑えることです。つまり、待てば良い報酬が得られると信じることが出来る必要があります。親がいつも約束を守っていれば、子供は待てば良いことがあると学んでくれます。しかし、親が約束を守らないと子供は待っても良い報酬は得られないと学んでしまいます。子供が待つことをしなくなると、待つためのスキルが向上しないので、自制心のスキルが伸びないのです。

親はよく「あとで」と言う言葉を使いますが、子供にはその「あとで」がいつなのかわかりません。特に、子供が小さいうちは「あとで」と言ってもあまり待てないので、「あとで」は「すぐに」ぐらいに思って使ってください。

自制心を鍛えるメリット

空に羽ばたこうとする子供

自制心を鍛えることによるメリットは実験によって明らかになっています。

1000人以上を対象に30年に渡って調査した実験では、自制心について以下のことがわかっています。

[st-mybox title=”自制心が高い人の特徴” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#03A9F4″ bordercolor=”#B3E5FC” bgcolor=”#E1F5FE” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

  • 社会的地位が高い
  • 所得が高い
  • 健康度が高い

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[st-mybox title=”自制心が低い人の特徴” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

  • 信用度が低い
  • 法律上の問題を抱えている人が多い
  • 喫煙率が高い

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また、自制心が低かった子供と自制心が高かった子供を比較した結果、以下のことがわかっています。

[st-mybox title=”自制心が低かった子供” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]

  • 犯罪に関わる率が3倍
  • アルコールなどの依存症になる人が3倍
  • 一人で子供を育てる確率が2倍

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自制心は勉強だけでなく、子供が大人になった時にも必要なスキルだと言えます。自制心で子供の将来が変わると言ってもいいかもしれません。

子供の自制心を鍛えるためには、まずは大人がお手本を見せることです。親が勉強している姿を見れば、子供は勉強するようになります。子供に本を読む習慣をつけたいなら、親が本を読んでいる所を子供に見せることから始めてください。


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