【親が原因】嘘をつく子供の心理とは【嘘つきに育てないために】

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子供を叱る母親と嘘をつく子供

「嘘をつく子供への対処法ってあるの? 嘘をつく子供の心理について知りたい。いつ頃から子供は嘘をつくの?」


こんな疑問に答えます。

記事の内容

  • 嘘をつく子供の心理とは
  • 嘘をつく子供の対処法
  • 嘘をつく子供の心理を理解する

嘘をつく子供の心理とは

泣き叫ぶ子供

嘘をつく子供は親にも原因がある

大人は1日一回は嘘をつくとも言われています。大人にとって嘘はお世辞だったり、相手のためだったりするのですが、子供にとってはどれも嘘をつくことに変わりはありません。

親が嘘をついていれば、子供も真似をして嘘をつくようになります。こんな言葉を子供に言ったことがある親は注意が必要です。

「正直に話せば怒らないよ」

このとき子供が正直に嘘をついたことを話したら「なんで嘘なんかつくの!」と怒ってはいけません。正直に話したら怒らないという子供との約束をやぶり、親が嘘をついたことになるからです。

嘘をつく子供の親は約束を守っていない

親が嘘をついたつもりがなくても、子供にとっては親が嘘つきだと思うこともあります。

例えば、毎週日曜日はパパとお出かけしていた家族がいたとします。


子供「遊園地行きたい!」
ママ「次の日曜日にパパに遊園地に連れて行ってもらおうか」
子供「うん!日曜日は遊園地だ!」

その日の夜。

パパ「ごめん、ちょうど次の日曜日だけは仕事が入って休めない。来週のに日曜日にして」
ママ「しかたないわね、来週の日曜日にしましょうか」

次の日。

ママ「遊園地は来週にしようか」
子供「やだ!日曜日に遊園地行く!(次の日曜日に遊園地って約束したよ)」

大人なら仕事があるから次の日曜日に伸ばすのは仕方ないと考えられますが、子供は違います。パパにどんな事情があろうがたとえどんなに正当な理由があっても、子供にとってはママが嘘をついたことになってしまうのです。

子供となにか約束するときは特に注意しないと、あなたは嘘つきになってしまいます。

嘘をつく子供の対処法

泣いている子供と慰める母親

子供が嘘をつく状況を作らない

親が子供の嘘を引き出してしまっている場合もあります。

子供がお菓子を食べたとわかっているのに「お菓子食べたでしょ?」と聞いてはいけません。なぜなら子供が「食べてない」と嘘をつくのを手伝ってしまっているからです。

実際に見ていたなど間違いなく子供がお菓子を食べていたなら「ママはお菓子食べちゃった知ってるよ、今日のおやつはなしね」でいいのです。わざわざ子供を誘導尋問する必要はありません。

嘘をつく子供が正直に話したら喜んであげる

ある実験では、嘘をついた子供に嘘をついたか確認する前に2種類のお話を聞かせました。一つは嘘つくのはいけないと教える話、もう一つは嘘をついたことを正直に話したら親が喜んでくれた話です。

さて、どちらが効果があったと思いますか?

ほとんどの人は嘘をつくのはいけない話だと思うでしょう。しかし、面白いことに逆の結果になりました。嘘をつくのはいけない話だとほとんど嘘をつく子供は減らなかったのに対して、正直に話して親が喜んだ話を聞いた子供の50%以上が嘘をつかなかったのです。

子供に「正直に話せば親が喜んでくれる」と思ってもらえれば、嘘をつく回数を減らすことができます。

嘘をつく子供を叱ってはいけない

なぜ子供にとって正直に話したら親が喜んでくれた話が嘘をつくのを減らせたのでしょうか?

それは正直に話した方が親が喜んでくれるとわかったからです。子供にとっては嘘をついたほうが親が喜んでくれると思っているようです。よく親が口にする「正直に話したら怒らないよ」では足りません。なぜなら、子供は怒られないことだけでなく、親に喜んでほしいと思っているからです。

もし子供に正直に話してほしいならこう伝えるようにします。

「正直に話したら怒らないし、ママも嬉しいな」

叱ってばかりいると子供は嘘をつくのが上手くなります。どうすれば叱られないか必死で考えるからです。子供の思考力を鍛えるには良いかもしれませんが、親としては困ってしまいます。

嘘をつく子供にしないためには、まずは親自身が正直であること。

そして、嘘をつく子供には叱るのではなく、正直に話すことの重要性を教えてあげたほうが効果的です。

嘘をつく子供の心理を理解する

グラフで子供の成長をイメージした画像

嘘をつく子供は知能が高い

2〜3歳から嘘をつく子供は学力が高く、嘘をつくのが上手い子供ほど脳の機能(実行機能やワーキングメモリー)が発達していることがわかっています。

嘘をつくのは人間だけと言われています。それほど嘘はとても高度な知能が必要なのです。

嘘をつく子供は親と同じように考えることができます。

例えば、子供が親の見ていないところで買ってもらったばかりのおもちゃを壊したとします。もし親がおもちゃを壊したことを知ったら怒るとわかるのです。そして怒られること避けるために「最初から壊れていたみたい」と嘘をつきます。親が子供の言い分に納得すると、子供は怒られずに済みます。

親が時には事実でないことを事実だと思うことを理解しているからこそ、子供は嘘をつくのです。

子供が嘘をつくのは4歳頃から

3歳から4歳にかけて子供が嘘をつくようになることがわかる実験があります。

3歳の子供に「いない間に見てはダメよ」と伝え、出て行くと言いつけを守らずに見てしまう子供は約30%だけ。しかし、見てしまった子供でも戻ってきたあと「見た?」と聞くとほとんどの子供は正直に「見た」と答えました。

3歳の子供はまだ正直で嘘をつく子供はほとんどいないようです。ところが、4歳になると子供は嘘をつくようになってきます。

4歳の子供に「いない間に見てはダメよ」と伝えると、約80%の子供が見てしまいました。しかも、見た子供に「見た?」と聞くと約80%が「見てない」と答えたのです。

子供が7歳前になると巧妙な嘘をつく

4歳ごろはまだかわいい嘘のことがほとんどです。目の前でお菓子を食べても怒られそうになると「食べてない」とあからさまな嘘をつきます。

7歳前にはこのようなかわいい嘘はつきません。もっと巧妙に嘘をつくようになります。ないしょでお菓子を食べる時は、親が見ていない隙をついてお菓子を食べます。そして怒られそうになると、親が見ていないとわかっていて「食べてない」と嘘をつくのです。

あなたは、初めて嘘をつく子供のことを覚えていますか?

ほとんどの親が「嘘をつくのはいけません!」と叱ったはずです。しかし、本当は子供が嘘がつけるようになったことを喜ぶべき場面です。

もしあなたの子供が嘘をつく前なら、子供が嘘をついたら叱る前にまずは子供の成長を喜びましょう。

子供が嘘をつくのは子供の成長の証です。

そのあと、この記事で紹介した嘘をつく子供への対処法を参考にしてみてください。

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