PR

【幼児教育】英語の必要性はあるの?【発音は早い方が有利ですよ】

英語教材で遊ぶ子供 幼児教育

[st-cmemo fontawesome=”fa-user” iconcolor=”#f386ab” bgcolor=”#fef6f8″ color=”#000000″ iconsize=”150″]「幼児教育で英語をさせる必要性ってあるの?英語は早いうちから習った方がいいって聞くけど本当?」[/st-cmemo]
こんな疑問に答えます。

[st-mybox title=”記事の内容” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#29B6F6″ bordercolor=”#29B6F6″ bgcolor=”#f8f9ff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

  • 幼児教育の英語の必要性は?
  • 幼児教育の英語の必要性を臨界期仮説から考える
  • 幼児教育の英語の必要性は目標設定で決まる

[/st-mybox]

幼児教育の英語の必要性は?

英語のポスターで遊ぶ子供

幼児教育に英語が必要だと思われている理由

大人と子供が一緒に英語圏に移り住むと、初めの1〜2年は大人のほうが英語が上達は早いです。しかし、滞在期間が長くなると次第に子供が大人を追い越していきます。そして、最終的には子供のほうが習得度が高くなります。

2020年から小学校の英語教育が小学3年生まで繰り下げられることは承知の事実でしょう。これらの話を聞くと「やっぱり英語は早くから習ったほうがいい」と思うかもしれません。

でも、本当に早くから英語を習わせたほうがいいのでしょうか?

早くから英語を習った方がいいという理由として、たびたび『臨界期仮説』が取り上げられます。勉強熱心な方なら知っているかもしれませんが、簡単に説明しておきます。

英語の必要性の根拠となる臨界期仮説とは

『ある年齢を過ぎるとネイティブと同様の言語を習得するのが難しくなる』

元々臨界期という言葉は動物行動学の用語でした。これを言語習得に当てはめたのが言語習得における『臨界期仮説』です。

臨界期仮説はアメリカの神経生理学者レネバーグの研究が元になっています。この研究では失語症になった人を調べた結果、思春期前後で言語能力の回復に差があることがわかりました。思春期前に失語症になった人は言語を回復したのに対し、思春期以降に失語症になった人は言語の回復が困難でした。また、精神遅滞児(ダウン症など)の言語能力は思春期あたりで止まってしまいます。

こうした研究結果から、言語習得は思春期(12歳〜13歳ぐらい)までに行う必要があるとレネバーグは主張しました。

幼児教育の英語の必要性を臨界期仮説から考える

子供の前で頭を抱える母親

レネバーグの臨界期仮説は非常に興味深いですが、幼児英語教育にそのまま当てはまるわけではないようです。

臨界期仮説は英語の必要性を訴える根拠にはならない

レネバーグの臨界期仮説は母国語(第一言語)を対象とした仮説で、バイリンガル(第二言語)を対象とした仮説ではありません。日本の幼児教育はバイリンガル(第二言語)を対象としているで、そもそも対象としている言語が異なるのです。そのため、レネバーグの臨界期仮説がそのまま幼児教育に当てはまるわけではありません。

その後、別の研究者によってバイリンガルを対象とした研究も行われましたが、データが不十分など臨界期仮説を裏付ける結果は出ていません。

日本の英語幼児教育と異なる

バイリンガルを対象とした研究結果にも注意が必要です。なぜなら、言語環境が日本の幼児教育の環境とは大きく異なっていることが多いからです。

言語環境は『外国語環境』と『第二言語環境』に分かれます。

簡単に説明するとこんな感じです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”” bordercolor=”#29B6F6″ bgcolor=”#f8f9ff” borderwidth=”1″ borderradius=”0″ titleweight=””]

  • 外国語環境:日本で英語の勉強をする
  • 第二言語環境:日本人がアメリカに移住して英語の勉強をする

[/st-mybox]

日本で子供に英語を教える環境は『外国語環境』になります。『外国語環境』と『第二言語環境』の一番の違いはインプットの量です。『第二言語環境』だと家にある本やテレビは全て第二言語(英語など)、街に出ても看板や話している言葉も第二言語(英語など)です。ところが日本のような『外国語環境』だと英語に触れる機会はほとんどありません。つまり、周りの環境が母国語か第二言語かによって自然とインプットの量が変わってきてしまうのです。

バイリンガルを対象とした実験は『第二言語環境』で行われていることが多いです。そのため、『第二言語環境』における実験結果を元に幼児教育を考えるならインプットの量を増やす必要があります。

要するに、臨界期仮説を元に幼児英語教育の必要性を考えることは適切ではないのです。

幼児教育の英語の必要性は目標設定で決まる

英会話教室で勉強する子供たちと先生

臨界期仮説は仮説の域を出ていません。しかし、様々な研究によると年齢の影響が強いのは間違いないようです。

では、何歳から英語学習を始めれば良いのでしょうか?

結論から言うと人によって異なります。なぜなら、子供の英語学習の目的によって幼児教育の必要性が変わってくるからです。ここでは3つの目的で分けています。

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”” bordercolor=”#29B6F6″ bgcolor=”#f8f9ff” borderwidth=”1″ borderradius=”0″ titleweight=””]

  • 英語のテストの点数を上げるのが目的
  • コミニュケーションを取るのが目的
  • ネイティブに近い発音が目的

[/st-mybox]

ある研究では、年齢による影響は英語の各分野ごとに差があることがわかっています。英語といっても細かく見れば発音や語彙、文法などに分けることが出来ます。英語の各分野ごと年齢による影響が異なるのです。

英語のテストの点数だけを上げる必要性を感じている場合

テストの点数だけを考えるなら小学校の英語の授業が始まってから勉強を始めても間に合います。

早く教えた方が有利と考えるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。大きくなってから勉強したほうが理解度が高くなり習得スピードが早くなります。そのため、同じ学習時間なら大きくなってから学んだほうが習得度が高くなります。

英語が苦手だった親は「自分が苦労したから子供には苦労させてくない」と子供に英語を習わせようとしますが、テスト対策だけなら幼児教育の影響はさほど大きくないでしょう。

英語でのコミュニケーションの必要性を感じている場合

子供が大人になったときに最低限使える英語力を身に付けさせたい場合も、小学校からでも間に合います。

学習開始年齢と学習時間の関係について調べた研究では、開始年齢よりも学習時間が大切という結果がでてきます。つまり、何歳から始めたかが重要なのではなく、何時間学習したかが重要になります。そのため、早くから始めたからといって必ずしも有利にはならないのです。

それなら英語の幼児教育が必要ないかというと、そういうわけではなくメリットもあります。遊びながら英語に触れることで英語を好きになったり、日本以外の文化に興味を持つことができる点です。子供が英語を好きになり海外に行きたいという気持ちが持てれば、それが英語を勉強するモチベーションになります。

コミニュケーションが取れるほどの英語を習得するには、子供が自発的に学ぶことが必要です。テストのためなど外的な要因だけでは習得は難しいかもしれません。英語に興味を持たせるだけなら週1回の英語教室でも十分でしょう。動機付けとして幼児英語教育を活用することも検討してみてください。

ネイティブ英語に近い発音の必要性を感じている場合

もし発音を重視するなら英語学習は早い方がいいです。

発音の習得度は年齢とともに徐々に低下しますが、他の分野に比べて年齢による影響が大きいのが特徴です。文法などは大人になってから勉強してもある程度まで習得できますが、発音を同じくらい習得するのは非常に困難になります。

日本で生活する分にはネイティブに近い発音が必要になることはほとんどありませんが、グローバルに活躍させたいと考えるなら発音を重視したほうがいいでしょう。

ただし、日本の環境だとインプットの量が圧倒的に足りないので補う必要があります。

普段の会話を全て英語にする必要はありません。できる限り英語に触れる機会を増やしてあげることが大切です。そのためには、週1回の英会話教室に通うだけでは不十分です。英会話教室は直接英語を学べる貴重な場ですが値段が高いので、割安な子供向けのオンライン英会話や英語教材などをうまく使って子供のインプットを増やしましょう。1日30分英語の時間を増やすだけでも年間約180時間も増やせます。ちょっとづつでも英語の時間を増やしてあげましょう。

[st_abtest id=”2938″]

タイトルとURLをコピーしました